テレワーク

 コロナ禍のおかげですっかりメジャーな言葉になりました。コロナが収まってもツールや使い方の進化は止まらず、むしろ加速していくのではないでしょうか。

 5年ほど前にアメリカに赴任していたことがあります。現地法人を運営する立場でした。国土が広く、ITも発達していて、何より合理的な社会ということもあってリモートが身近にありました。また自分のデスクや会社以外で仕事をする光景もよく見ました。

 初めは何事にも自由を求めているのかと思っていましたが、これらを活用する人達はほぼ生産性を上けていることに気づきました。アウトプットを増やす人もいれば新しいアイデアを創造する人もいました。より快適な環境を求める声も多くあり、就職条件のひとつとして考えられていたようです。当時会社の課題であった高い離職率を低減させるために環境整備に取り組んだこともあります。

 日本に帰任してもテレワークやリモートワークの推進をしましたがなかなか浸透しませんでした。どうもサボっているとみられるようです。しかしコロナのおかげで一躍ノーマルな働き方となってしまいました。浸透しない土壌でしたので、まだまだ無駄も多く、サボっている人もいるでしょう。しかし、これを機に生産性を上げる人が生まれ、会社も当たり前にそれを期待するようになると思います。

 働く環境を使いこなすことが専門性あるスキルを持つことより優先されるようになるかも知れません。

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