仕事とは?と問われると一瞬回答に困ったりしますが、気に入った例えがあります。それは『仕事とは穴を埋めるようなものだ』です。いつ、どこで見聞きしたのか覚えていませんが気持ち良く心に残っています。
穴というのは道に開いた穴を想像しました。穴には大きなものや小さいもの、深いもの浅いもの、まん丸いものいびつなもの、いろいろあります。人はそれぞれ個性や能力に違いがあり、それぞれが能力を発揮して自分に見合った穴を埋める。力のある人は大きな穴を、特技のある人はいびつな穴を埋められるでしょう。時には何人か協力してとても大きな穴を埋めることもあるでしょう。その結果、みんなが安全に使える道が維持されます。会社や社会へのアウトプットとして繋がりが感じられます。
自分に見合った穴に巡り合えるかどうかの心配はありますが、このように仕事を捉えると「これは自分が埋めるべき穴だ、頑張ろう」と思えてきます。若い頃は与えられる仕事が多く、自分の穴だと信じ込んで取り組んでいたように思います。上司に恵まれたのか、緊張感のあるチャレンジを経てやり切れることが多く、心地良い達成感がありました。
少しずつ小さくなっても穴を埋め続けていたいと思います。