若者贔屓か?

 以前『医療スタッフ』という投稿で医療現場の最前線で働くスタッフが若くなり、それぞれにプロフェッショナルで信頼できると感じた話を書きました。最近、リフォームや車などの耐久消費財の購入にあたって店舗を回りながら同じような印象を受けました。若いと感じるお店は元気があり、対応が積極的です。物理的なお店の明るさもあり清々しい気持ちになります。またやり取りが明確でスピーディなようにも感じます。特に近年成長してきた企業においてその傾向が強いように思います。私が長く係わっている製造業とは隔世の感さえあります。

 一方、言葉遣いに不快感を抱いたり昔からの商慣習やマナーに照らして「ん?」「え⁈」と思うこともしばしばあります。また説明するスピードが速過ぎてこちらの理解が終わる前にどんどん進んでいってしまうことも最近多くなりました。これは私自身の加齢による問題かも知れません。年配の方が「そんなのわからんよ」「普通はこうでしょ」と説教じみたコメントをしているのを見ると少なからず「そうだよねぇ」と同情します。

 しかしながら時間をおいて若いスタッフとのやり取りを振り返ってみると「合理的でいいね」と思うことがあります。私自身はアメリカでの生活があったこともあり比較的合理主義なところもあり、合理的なシステムの中での暮らしに心地良さを感じている方なので、イラっとするのはただ天邪鬼なのかも知れません。また若者が新しいシステムやツールをうまく使いこなしていて、そこで生まれた新しい価値観を気づかされれることもあります。

 偏見かも知れませんが、若者がアグレッシブに動くことができる社会には希望を感じます。ついていけるかの不安はありますが、変化にワクワク感があります。もっとオープンに若い世代と交じり合えば、より豊かな暮らしが実現できるように感じます。そして私(50代)たち世代の役割や在り方も調和された形で見えてくるのではないかと思います。

 ちょっと若者贔屓が過ぎるかも知れませんが、私は応援しています。