働かないおじさん

 このタイトルはとても辛いです。私自身の働きぶりが周りからどのように評価されていたかはわかりませんが、年齢的にはドンピシャであり誰からもこのように呼ばれないという自信はありません。同じように使われる言葉として『妖精さん』もあるようですが、こちらは小馬鹿にされた感があるもののファンタジー感の方が強くてピンとこないのでダメージがありません。

 「24時間戦えますか」のCMキャッチフレーズが流行語になるほどバリバリ長時間働くことが大人の在り方のように謳われた時代がありました。私もそういう雰囲気の中で社会に出て、強者の先輩方と仕事をしました。時間管理はあったもののそれをかいくぐって長時間会社に居残り働きました。それでも残っているのは充実していた思い出ばかりです。

 このような時代において今『働かないおじさん』と呼ばれる人たちは実によく働いていました。産業自体の成長や新製品・新事業の創出で仕事は増すばかりでしたがバシバシと捌いていきました。愚痴もたくさん吐きますが、武勇伝のような語りで誇らしげでした。トラブルにも嬉々として飛び込んでいきました。もちろんそんな派手な人ばかりではありませんが、それぞれのスタイルで黙々と、コツコツと、本当によく働いていたと思います。

 ではいつから働かなくなったのでしょう?本当に働いていないんでしょうか?確かにやる気を失ってるように感じられる方もいます。一方で実力に見合わない業務を与えられている場合もあるように思います。「あの人が本気で働いたら周りが付いていけないだろうなぁ」「何故あの人にもっと仕事させないのかなぁ」と思うことがよくありました。おじさん側、企業側双方に何か動機付けできればとても強力なリソースとなるように思います。そのためにもまずはネーミングを廃止したいですね。

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