2025年が明けてあっという間に半月が過ぎた。昨年末の仕事納め辺りまでは「あぁ今年もいい年だったなぁ、年内には投稿しよう」と思っていたが、そこからのドタバタでようやく今に至る。ドタバタについてはまた書きたい。
ざっくりと振り返ると2024年も本当に人と機会に恵まれた良い一年だった。結局ラッキーの一言に尽きる。ご縁のすべてに感謝したい。
プライベートでは初孫を授かり『孫は無責任に可愛い』ということを身をもって知った。陶芸という新しい趣味もでき暮らしの充実感が増した。事業も順調で前年を超える業績と共にコンサルティング業を補強する資格取得もできた。講師業においては流行りのEラーニング教材に登壇する機会があり我ながら驚いた。
充実した2024年事業の中に強烈な刺激となったビジネスコンサルティング案件がある。私のキャリアと重なる案件で特殊性や専門性がありクライアントにたいそう喜ばれた。かつて企業戦士としてがむしゃらに取り組み、寝食を忘れて没頭した領域だった。当時の戦闘モードがよみがえり、時間や報酬を意識することなくテーマに熱中し、心地良い充実感を得た。
昨今ワークエンゲージメントというワードがありその3要素を『熱意、没頭、活力』というそうだが、当時まさに3拍子揃っていたと思う。そりゃそのような仕事からは容易には離れられないに決まっている。しかし多くのサラリーマンは本人の意思が及ばないところから要素を奪われていくようにみえ残念に思う。
またこの案件では『求められる喜び』も再認識した。サラリーマンを辞めコンサルティングの個人事業を始めた理由に「よりリアルにより直接的に誰かの役に立つ仕事がしたい」との思いがあった。この仕事は役に立たなければ受注がないのでわかりやすい。熱中し全力で取り組んだ仕事が目の前の人の役に立ち、喜ぶ姿が見れシンプルに嬉しいと思えた。求められている実感が強く感じられる案件だった。
2024年は私にとっての『仕事』そのものを再認識する年だったように思う。指標としての報酬はあるが主なる目的ではなく、喜びこそが大切なものであった。それを求めて2025年も邁進したい。